Azureの小ネタ (改)

~Azureネタを中心に、色々とその他の技術的なことなどを~

HDInsignt リリース

Hadoop on Windows Azure こと、HDInsight ですが、CTPから足かけ2年くらいかけてようやくリリースされました。

1年くらい前にインストールの記事を書いていますが、GAしたので再度現状レベルの物を試したいと思います。インストールは例によって、Web Platform Installer経由でできます。

 

インストール

Web Plを起動して、hdinsight を検索すると、 Microsoft HDInsight Emulator for Windows Azureが表示されるので、これをインストールします。

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 依存関係は以下の通りです。

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前回のようにインストールに失敗せずに、すんなり終わるでしょう。完了すると、デスクトップに以下のショートカットが作成されます。ちょっといやらしいのは、システムドライブ(例えば、C:\直下)に、Hadoop、Pytyonフォルダを作ってくれちゃうところです。また、システムドライブ以外(例えば、D:\)が存在すると、HadoopFeaturePackSetup、HadoopInstallFiles などを作ってしまうのも注意したいところ。

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Javaは、Hadoopフォルダ内に同梱されているので、別途インストールする必要などありません。:-)  以下、Hadoopフォルダ直下の内容です。

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実行

よくある円周率計算のサンプルを動かしてみます。Haoop Command Promptを開き、

> hadoop jar hadoop-examples-1.1.0-SNAPSHOT.jar pi 10 1000

等度入力します。さくっと以下のように実行されます。

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このまま放置するとHadoop関連のサービスがわんさと起動しちゃうことになります。

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Hadoopフォルダに、「stop-onebox.cmd」が用意されているので、これを実行すればHadoop関連サービスを一括で止めることが出来ます。また、マニュアルスタートにする「set-onebox-manualstart.cmd」スクリプトも用意されているので、お試しあれ。 

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まとめ

少し前はHadoopをWindowsで動かすには、Cygwin入れたり色々苦労した気がするので、お手軽にインストールできてGJだと思ってるよ。ただし、64bit系のOSじゃないと動作しないので注意してね。