Azureの小ネタ (改)

~Azureネタを中心に、色々とその他の技術的なことなどを~

Azure Data Factory コピーウィザード (Preview)

前回に引き続き、Azure Data Factoryのお話。以前はJSONで色々と定義する必要があったようですが、いまはお手軽な対話式のウィザードが公開されてます。

それをつかって、SQL Server → SQL DBをやってみたメモです。今回は同一スキーマの同一名テーブル間だでのコピーです。

SQL ServerはVMを使ってAzure上に立てましたが、オンプレにあっても同じでしょう。

とくにチュートリアル以上のことを解説しているわけではないのであしからず。

ウィザード開始

Data Factoryのアクション画面に、データコピーのタイルがあるので、それをクリック。

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Pipeline

Pipelineの定義から始まります。いくつか設定項目がありますが、

  • 1回だけか、スケジュール実行か
  • スケジュールなら期間と、実行頻度

など設定します。最小実行頻度は、15分毎だったと思います。

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ソース

ソースを選択します。ここでは、SQL Serverを指定。

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コネクション

コネクションですが、Data FactoryでいうところのLinkedServiceの情報を設定します。したがって、

  • ゲートウェイ
  • 接続先
  • ユーザー、パスワード
  • 認証方法

などが設定されます。ゲートウェイはあらかじめVMにインストールして設定しておく必要があります。便利なのがちゃんと接続テストしてくれるので楽チンです。

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データセット

ソースのテーブル一覧とかが出てくれます。これらを選択していくとDatasetの定義がおわります。JSONいらずで楽です。

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デストネーション

Data Factoryでは、Sinkとかいいますが、コピー先です。ここでは、SQL Azureこと、SQL Databaseを選択です。

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コネクション

自分のサブスクリプションから情報を引っ張ってきてくれるので、

  • サーバー名
  • DB名
  • ユーザー、パスワード

等を設定すると接続チェックしてくれます。

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データセット

テーブルのマッピングを定義します。

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スーキーマのマッピングを定義します。

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あとはウィザードにしたがっていけばOKです。ほんとJSON触らなくて良いのは楽チンです。

ダイアグラム

最終的に以下のようなダイアグラムが確認でき、データがコピーされていればOKです。

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まとめ

意外とキチントした作りでした。ちゃんとしたオーサリングツール然としてる印象です。ウィザード形式ですすめれば、接続情報や、マッピングなので、間違いが入り込む余地がすくないし、おてがるにやるには、これはオススメです。

プロダクションでやるには、色々込み入った事情もアルでしょうから、けっきょくJSONになりそうな気がしなくはないです。

単純コピーだとまいかい全コピーなのか、差分なのかとか色々疑問がわきますが、それらはまた別途。