Azureの小ネタ (改)

~Azureネタを中心に、色々とその他の技術的なことなどを~

PDC10 Tokyo

こんばんは、statemachineです。更新日が空いてしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか。11/25,26はMSCおよび、PDCに行かれた方も多いのではなかったでしょうか。私もPDCのAzureセッションを中心に聴講してまいりました。お弁当は出るし、Attendee Partyでお酒は頂けたし、なんとも豪華なカンファレンスでした。LTなども行われたようですが、諸般の事情で回避。

さて、PDC10 TokyoでたAzure関連のトピックなど、ゆるくまとめたいとおもいます。今回のPDC Tokyo でのサプライズあまりなく、10月末月のPDC発表済の技術トピックが多かったわけです。しかし、日本流にアレンジして伝えてくださるので、マイクロソフトの発信する意図がより明確に伝わってきたなと思っております。

なお、以下の情報の正確性は担保できませんのであしからずご了承ください。なお、SDK1.3と呼ばれる新機能は11/22に提供される予定だったそうですが(26日のキーノートのパワポにも書いてあった)、延期されたそうです。証拠画像は以下の通りですw

新しいデベロッパーポータル

SilverlightベースのUIとなって一新されています。特定にも特定インスタンスのリブートや再イメージ(re-image) が実施できる模様。後述するリモートデスクトップ接続も、特定のインスタンスを選択してConnectするとRDPファイルがダウンロードされ、開くと接続される。

Windows Azure

開発環境の名称変更

Development Fabric(開発ファブリック)/Development Storage(開発ストレージ)から、Compute Emulator/Storage Emulatorになった。機能自体に変更はなく、より適切な名称に変更された。

リモートデスクトップ

Web/Workerロールにリモートデスクトップ可能。テストや傷害調査、運用確認に限って利用してほしい。運用フェーズで、カスタマイズしても使用すべきではない。その内容は永続化されないから。(当たり前)そういう用途にはVMロール。Remote ForwarderというGatewayが必要(自動で組み込まれる模様)

Elevated privilege

いままで、Adminモードと呼ばれていたもの。一瞬だけ権限を昇格するようなイメージなので、こちらも名称変更した模様。VMロールを検討するまえに、まずこの権限の昇格で実装できないか検討してねと。

Windows Azure Connect

旧Sydney。AzureのロールとオンプレミスのPCなどをP2PVPN接続する。安納さんのデモでは、リモートデストップ接続したAzure上のインスタンスから、オンプレミスのPCのCドライブをマウントする荒技を披露。C$でマウントしちゃいけないでしょ。:-)

VMロール

オンプレミスで2008R2のVHDイメージを作成 + いくつかのコンポーネントを仕込んでUpload。差分VHDも使える。アップロードできるVHDの最大容量は、VMサイズに依存するとか、現状Small で30GBまでらしい。M/L/XLなら大きくなるとのことだが、現状内部で使えているVMロールはSのみとのこと。
素の2008R2をVHD化して、8GB。アップロードするツール(csupload?)で圧縮を書けて5GB。帯域が細いと厳しい。自宅がADSLだったりすると、上り帯域が細くてアウト。
日本語の2008R2も使えるが、公式発表でどうなるかは不明。時間は、下層のHyper-Vの縛りによりUTCのままだとか、残念。
Web/Workerロールと同じ制限があるため、何でもできるわけではない。サービス毎に1つのグローバルIPアドレスしか付与されないとか。
SLAも同じく、2インスタンス以上必要。
課金に含まれるため、Uploadされた2008R2のライセンス状況は問わない。
課金体系もWeb/Workerロールに準じる。
インストールするアプリのライセンスは、それぞれ確認して欲しいとのこと。

Windows AppFabric

Caching

旧Velocity?。分散インメモリキャッシュ。CTP絶賛提供中。低遅延、高スループットを提供。
Windows Server AppFabricのアーキベースなので、安定しているはず。ASP.NETのセッションサポート。いままでの サンプル、SQL Azureを使わなくてすむ。

サービスバスエンハンス

CTP絶賛提供中。
永続的なメッセージバッファ(現状は10分で消える)。
容量 2MB→ 100MB
メッセージサイズ 60KB→256KB
TTL 10分→無制限
高いスループットを持つ方式実装していく予定?(でも揮発性とか何とか)
複数のリスナを登録できるので、リスナのロードバランスができる。スケールアウトするのかは不明。これにより、単一障害点を回避。
将来SMTP/FTP/SMSなどもプロトコルサポートもあり?

ちょっと、後半ぐだぐだのまとめですが、参考になれば幸いです。また、早く復習したいので、早期のパワポ公開をお願いします。

# 11/28 手直し。