Azureの小ネタ (改)

~Azureネタを中心に、色々とその他の技術的なことなどを~

Android 開発環境をWindows上に構築する

Windows Azure モバイルサービスの、Android プッシュ通知を試そうとしたときの備忘録です。

開発環境

開発環境は、Eclipseをベースとしたものと、Android Studioと呼ばれるIntelliJ IDEAをベースとしたものがあります。Android Studioは、2013年に発表されたものらしく比較的新しい模様。IntelliJといえば、R#でおなじみのJetbrainが手がけているJavaIDE です。

いずれも上記からダウンロード可能。Eclipse系はバギーらしいがググったときの情報が多い感じであるのと、私自身がEclipseに慣れていることによりEclipseを利用してみた。

Eclipseについて

Eclipse使いなら、Install New Software等ででAndroid系のプラグインをインストールすることも考えると思うが、面倒なのでやめておいた方が無難。

上記URLには、Eclipseが同梱されているためこれを使った方が手っ取り早いく、またエミュレータSDKなどオールインワンで入っています。

日本語化したい方は、MergeDoc系のプラグインを別途入れた方がよいでしょうが、自分は英語版をそのまま使うことが多いので省略。

以下の、Download the SDKからダウンロード可能です。32/64bitが選択可能ですので、お好きな方をどうぞ。当然Javaはインストールされている必要があります。

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インストール

ダウンロードすると、「adt-bundle-windows-x86-20131030.zip」が手に入るので、任意の場所に展開。パスが長くなることが予想されるので、浅いフォルダに展開したほうが無難でしょう。サイズは、1G強くらいあります。展開すると以下2つのフォルダと1つの実行ファイルがある。

その名の通りなので、説明する必要もありませんが、eclipseは、IDEであるEclipse本体と必要なプラグインが入っています。SDKのは、エミュレータやライブラリなどが入ってます。SDK Managerは各種設定ができます。

起動

eclipseフォルダの、Eclipse.exeを実行します。スプラッシュ画面が通常のEclipseではなくADTの画面になってます。

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続いてワークスペースの場所を聞かれるので、適当に指定してOKを押すと起動します。

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起動!

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サンプル作成

File - New - Android Application Project を選択。今回は、適当にデフォルトで作成。SDKのバージョン等は要件によって変えてください。

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プロジェクトの構成、ここもデフォルトで。

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ここもほぼデフォルト。IconのShapeをSquareにしてみたくらい。

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アクティビティの作成画面になる。アクティビティは、1つの画面だと思ってもらえばいいと思う。いくつか種類があるけれど、Master/Detail Flowは、SDKのバージョンが新らしくないと作成できないようでした。

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で、Finishします。

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おなじみのワークスペース画面です。

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ここで、Rクラスが解決できないみたいな事例がありますが、自前のEclipseにADT環境を構築しようとしたとき、自分でも発生して難儀しました。というわけで、オールインワンのやつを使った方が無難かなーと思います。「R Java 生成されない」とかでググルと色々でてきます。

デバイス作成

実行するためには、エミュレーション用のデバイスを作成します。端末の形をしたツールアイコン をクリックすると、Android Vertual Device Managerが起動します。

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手っ取り早く、既定の設定から作ってみます。Device Definitionsタブを開いて、Nexus4あたりを選択します。続いて、Create AVD.. ボタンを押します。

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新しいデバイス作成画面がでるので、RAMだけ修正(768MB)にして作成します。あとは、カメラの設定は適宜やってください(必要なら)。Windows だとメモリ大きくできないぽいですね。

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1つ作成されるので、Startボタンを押します。ARMエミュレーションなので、起動するまで結構かかります。2~3分的な体感。後で説明するかもしれませんが、Intel エミュレーションも使えますが、別設定が必要となってます。

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起動画面、OpenGLが何とかと言われますが、ここでは関係ないので無視。

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こんな感じで起動すればOK。表示するサイズ等は、適宜調整してください。

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実行

ようやく実行です。Debug - Debug As - Android Application を選択するとデバッグ実行されます。ワークスペース上には色々ログがでるので、状況を確認できます。無事デプロイが終わると、エミュレータで実行されていることが確認できます。

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以上