Azureの小ネタ (改)

~Azureネタを中心に、色々とその他の技術的なことなどを~

PDC10 トピックその2

こんばんはstatemachineです。今回は、PDC10 トピックその2です。
追記あり

VMのネットワーク性能

"Inside Windows Azure Virtual Machines"のスライド31から。VM別のネットワーク性能が公表されています。ご覧の通り、XL > L > M > S > XSの順です。

特筆すべきは、XSの5Mbpsでしょうか。対Smallで、1/20ですから、他VMおよび、他のXSリソース(CPU/Memなど)より一段と制限がきつくなっているのがわかります。

で、Azurescopeによるベンチマークデータ。VM Size comparation
以前は、XL/L/M/Sのすべてのサイズ比較が合ったと思うのですが、現在は、MとSのみの比較表。一部抜粋しますと、以下の図。MもSもおなじ200MB/secです。MBってのがメガバイトなのか、メガビットなのかよく分かりませんが、VM別ネットワーク性能からすれば、メガビットなのでしょう。
Duplexモードであるため、送受信の合計となっている模様。片道なら約100MByte/sec = 800Mbit/sec となり、リソースが空いていればXL相当の性能がでるということのようです。

したがって上限は設定されているけど、状況によってそれ以上の性能が出るのではないかと考えられます。以前は、XLからSまでもっと高止まり(800MB/s)とかになっていた図を見た記憶があるのですが、空目だったんでしょうか。

追加情報求む!

追記

@A_Ymさんから以下のようなTweetがあったので確認してみたところ、ちゃんと書いてある。うーむ、灯台もと暗し。日本語ページ部分を引用しておきます。また、200MB/Secについても情報をいただきましたんで、本文を修正。 


Windows Azure コンピューティング インスタンスは、それぞれ 1 つの仮想サーバーを表します。多くのリソースは特定の 1 つのインスタンス専用に用意されますが、ネットワーク帯域幅やディスク サブシステムなど、I/O パフォーマンスに関連付けられている一部のリソースは、同じ物理ホスト上のコンピューティング インスタンス間で共有されます。共有リソースの使用率が 100% でないときは、より高い共有比率でそのリソースを使用できます。

インスタンスの種類が異なれば、そのサイズによって、共有リソースから得られる最小パフォーマンスも異なります。前述の表に記述されているコンピューティング インスタンス サイズの I/O パフォーマンス指標が高いほど、共有リソースの割り当てが大きくなります。共有リソースの割り当てが大きいほど、結果的に一貫した I/O パフォーマンスが得られます