Azureの小ネタ (改)

~Azureネタを中心に、色々とその他の技術的なことなどを~

2015-01-01から1年間の記事一覧

書評 プログラマのためのDocker教科書

WINGプロジェクトの書評レビューで献本いただいたので、その書評でございます。いちおうソフトウェアエンジニアだと思ってますのあまりインフラ的なことは分かっていません、という立ち位置で。 プログラマのためのDocker教科書 インフラの基礎知識&コードに…

Visual Studio 2015 / 2013 に Emacs Emulation Extensionをインストールする

以前、以下のような記事を書いたのですが、Azure記事より読まれるという屈辱。 statemachine.hatenablog.com それから数年、なんとGitHubでソースが公開されておりました。 zbrad.github.io github.com おお、すばらしい。早速ビルドしてみましょう。 ビルト…

Azure ARM API 事始め

この記事はAzure Advent Calender 22日目の記事です。ここ最近、Azure API を呼び出すことが多かったので、備忘録としてまとめておきたいと思います。 概要 APIには、Azure Management API(ASM)と、Azure Resource Manager(ARM)がありますが、この記事はARM…

ARMにおけるロードバランサー周りのリソース

ARM

前回、仮想マシンV2の論理構造 - Azureの小ネタ (改) みたいな記事を書いたのですが、同時にロードバランサー周りの構造も図に起こしてました。今回、またロードバランサー周りを調査する必要があったので、少し修正して放流します。 LBまわり 実際、ロー…

仮想マシンV2の状態について

仮想マシンV2(ARM)の状態は、管理ポータルを見るよりAPIを叩く or Resource Explorer から参照したほうが生の値が見られて分かりやいです。 正確に言うと仮想マシンの情報を取得しただけでは状態は取れなくて、InstanceView という別API(ネストしたAPI)…

仮想マシン情報をBLOBのメタデータから取得する

仮想マシンV1では、仮想ディスクのリポジトリ的な概念があって、Add-AzureDisk等で明示的にディスク登録しないと、仮想マシンから接続できなかったのに対して、仮想マシンV2ではこのような概念が無くなってしまったようです。 例えば、VHDを基点としてどの仮…

仮想マシンV2の論理構造

7月頃にかいて、下書に入れっぱなしだったので、中味確認せず放流しておきます。 いままで作成した仮想マシンV2の構成を俯瞰できるよう、ARM PowerShellとかJSONテンプレを参考に、モデリングしてました。ざっくりとした書き起こしなので、興味が無い部分は…

新しいAzure PowerShell で 仮想マシンV2を作成する

前回の記事では、Azure PowerShellの仕様が変わった件について書いたのですが、それより前に記事とした 仮想マシンV2 と ロードバランサーを作成するサンプルスクリプト - Azureの小ネタ (改) がそのままでは動かなくなっているので、さくっと書き換えてみ…

Azure PowerShell 1.0 Preview

Azure PowerShell 1.0 Preview がアナウンスされました。 azure.microsoft.com Azure Resource Manager (ARM) による管理APIが追加され、それによって Switch-AzureMode にてARM<->ASMを切り替える実装になりましたが、同名で異なる動きをするコマンドが…

Fiddler で Javaアプリの通信をキャプチャする

皆さんご存じのFiddlerですが、Javaのアプリで通信をキャプチャしてくれなかったのでちょっとだけ調べました。 www.telerik.com HTTP通信の場合 公式でも触れられていたように、FiddlerのLocal Proxyを使うのが正解みたいです。 Configure a Java Applicatio…

Page BLOBにおけるAzCopy のスループットを測ってみた

人形町のちょい髭親父が、VHDをアップロードしようとして、AzCopyのスループットに悩んでいたようなので、少し検証してみました。 Page BLOBはページ単位の管理なので、ページがAll ZeroならUploadを省略できるはずですので、以下の1Gバイトのデータを3つ作…

mavenでJettyをさくっと動作させるまで

mavenでJettyを実行するところまでの備忘録。実行には、jetty-maven-pluginを使います。 必要なもの Java 8 Maven 3.3 Windows (環境でやってます) Javaを設定しJAVA_HOMEを設定後、パスに追加する。mavenを解凍し、maven/bin もパスに追加する。 ちなみに…

仮想マシンのディスクを拡張する Linux編

前回は、Windows 仮想マシンのディスクを拡張したので、今回はLinux 仮想マシンでも同様に拡張してみたいと思います。 各ディストリビューションによって挙動が違うことが予想されることから、UbuntuとCentOSでそれぞれ試してみたいと思います。 Ubuntu 14.0…

仮想マシンのディスクを拡張する

2015年3月に、仮想マシンのOSディスク容量が127GBから緩和されています。詳細は以下のURLを参照していただくとして、最大1TBまで増加させることができます。 Azure VM OS drive limit has octupled! | Microsoft Azure Blog Azure VM の OS ドライブの容量制…

仮想マシン(v1)に接続されているDisk一覧を表示する

仮想マシン (V1 = Azure Service Management = ASM) に接続されているディスク一覧を表示する必要があったので、さくっとスクリプトを書いてみました。 OSディスクは1つなので、そこからMediaLinkを取り出してUriを表示 データディスクは複数なので、ループ…

Azure StorageのPage Blobの使用量を取得する

仮想マシンなどで利用される仮想ディスク(VHD)はPage BLOB(ページブロブ)が利用されています。Page BLOBは100GBで確保しても、10GB分しか利用していなければ、その分しか課金されません。という前置きはおいておいて、あるPage BLOBがどの程度使用してい…

仮想マシンV2 と ロードバランサーを作成するサンプルスクリプト

仮想マシンn台と、ロードバランサーを作成するスクリプトを貼り付けておきます。適宜変数を書き換えてください。いくつかハードコードしてますが、すみませんです。 台数は unitNum変数を書き換えてください。ロードバランサーではSSHとHTTPポートを空けてい…

仮想マシンV2にロードバランサーを追加する

仮想マシンV1では、仮想マシンのコンテナとしてクラウドサービス(≠PaaS)を利用していたため、暗黙的なロードバランサーが常に存在していました。仮想マシンV2では、前記事のとおりロードバランサーは必須ではなく必要に応じて、追加する必要があります。 今…

仮想マシンV2にネットワーク セキュリティ グループを追加する

Visual Studio 、Azure PowerShell などで 仮想マシンV2 を作成してみましたが、とくにネットワークセキュリティについて設定していませんでした。このままですとPingも通ってしまってあまりよろしくありません。 これらはネットワークセキュリティグループ…

Azure KeyVaultを使ったClient Side Encryption

前回は、Azure Key Vaultのライブラリのみを使いましたが、今回はシークレットをAzure Key Vaultに格納してそれを利用してみたいと思います。 Azure KeyValutは、シークレットや証明書などを保管するサービスでAAD(Windows Azure Active Directory)と連携し…

Azure Storage の Client Side Encryption

Azure StorageでClient Side Encryption (クライアントサイド暗号化)がPreviewで使えるようになっていたので試してみました。 パッケージ パッケージは、Azure Storage ClientのPreview版と、Azure Key Vaultの正式版、Azure Key VaultのExtension(これは…

Azure Linux仮想マシンのパスワードをリセットする

VM作成直後に、あれっログインできない!となってしまったことはありませんか?二度パスワードをタイポしないとも限りません。そんなときは、以下の1ライナーでパスワードをリセットします。 Get-AzureVM -ServiceName hoge -Name fuga | Set-AzureVMExtens…

Visual Studio から 仮想マシンV2を作成する その2

前回 は、予め用意されていたテンプレートを使用して仮想マシンV2を作成しましたが、こんどはテンプレートが空の状態から作成してみたいと思います。 プロジェクトの作成 プロジェクトの新規作成から、空のテンプレートを選びます。 JSONファイルとアウトラ…

Visual Studio から 仮想マシンV2を作成する

今回は、Visual Studio 2013 + Azure Tools で、Visual Studioから仮想マシンV2を作成してみます。最新のAzure Toolには、Azure リソースグループと呼ばれてプロジェクトを作成できるので、それをベースに行います。 プロジェクト作成 プロジェクトの作成か…

仮想マシンV2作成のスクリプト例

前回の記事では、PowerShellを使って仮想マシンV2を作成しましたが、スクリプトが断片的だったので、ざっくりまとめました。 Azure PowerShell で仮想マシンV2を作成する - Azureの小ネタ (改)

Azure PowerShell で仮想マシンV2を作成する

Azure PowerShellで、仮想マシン V2を作成してみます。現在のAzure PowerShellには、 サービスマネジメントモード(ASM) リソースマネージャーモード(ARM) の2つがあります。 それらの切り替えは、Switch-AzureMode コマンドレットで行いますが、以下の通…

仮想マシンV1とV2

自己学習のため概念をまとめました。予め断っておくと、チラ裏なので、間違っているかもしれませんし、深掘りできていないです。まあ、必要なことはすべてブチザッキに書いてあると思いますし、以下を読めばわかることだと思います。 Azure リソース マネー…

Azure クイックスタートテンプレートを使う

Azureの管理方法がサービス管理API(ASM)からリソース管理API(ARM)に移り変わっていく感じですが、いかがおすごしでしょうか。取っつきにくい(と自分では感じている)ARMですが、クイックスタートテンプレートから試すことができるようになっています。 A…

Set-AzureReservedIPAssociation を使うと1つもエンドポイントが無くてもリザーブドIPを割り当てることができる

しょうも無い小ネタです。 ちょっと前にBLOGに書いた記事で、既存のVMにもリザーブドIPアドレスが割り当てられるようになったと書きました。 既存の仮想マシンに対して、IPアドレスを固定化する - Azureの小ネタ (改)statemachine.hatenablog.com それ以前…

Azure 仮想マシン(Linux)の診断機能を有効にする

今回は、Linux が実行されている仮想マシンで診断機能を有効にする方法です。OSがWindowsの場合は以前から診断機能を有効にできましたが、いつの間にLinux仮想マシンに対しても有効にできるようになっていました。 拡張機能の存在自身は、以下のGitHubで公開…