Azure Managed Disks (管理ディスクと訳されるようになったようです)がGAしました。今まで仮想マシンのディスク(VHD)は、明示的にストレージアカウントを作成しBLOBを紐付ける必要がありましたが、これらが不要となります。AWSからするとやや判りにくかった部分が解消されるのではないかと思います。
Announcing general availability of Managed Disks and larger Scale Sets | Blog | Microsoft Azure
Azure Premium and Standard Managed Disks Overview | Microsoft Docs
過去のVM Diskの管理
ちょっとだけ過去をさかのぼってみると。
クラシック VM時代もBLOBを利用していました。ただし、内部的にImage管理がなされており、BLOBの特定VHDファイルとVMから利用するImageの紐付けがなされていました。
リソースマネージャ時代になりBLOBを利用するのは変わりませんでしたが、内部的にImage管理をする必要がなくなりました。ただし、VHDの一覧が欲しかったりすると、Image管理されていなかったのでちょっと面倒くさかったりしました。
今回のManaged Disksは、ストレージアカウント・BLOB 管理煩雑さがなくなり、ディスク管理のしやすさを兼ね備えた感じになるかと思います。あとはVM Scale Setでスケールできない問題が解決できたり。
ポータル
すでにポータルから利用可能になっております。普通にVMを作成していくと、管理ディスクの使用の有無を聞かれます。これを「はい」にするだけです。
ディスクそのものをポータルから参照すると、以下のようになっています。そしていくつかの項目について操作可能になっています。
- VMが停止しているときのみDiskを拡張できます(少なくはできません)
- LSRのみです
- Export を押すと、SAS付きのURLが生成されるので、HTTPベースでアクセスできそうですが、DiskがアタッチされているとNGでした。
お値段
価格表は以下です。トランザクション、容量ともに従来のLRSのBLOBと余り変わりません。
Pricing - Managed Disks | Microsoft Azure
が、2017年7月31日までは、容量については50%オフです。
Prices shown below reflect a 50% promotional discount. The promotion will be applied until July 31, 2017.
とりえあず以上